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発言記録

それでは、交通局担当事業の中から、数点について質問をさせていただきます。
新型インフルエンザ対策について
  今年5月16日に神戸市で国内初の新型インフルエンザの感染が確認されて以降、神戸市では全庁をあげて感染拡大の防止に全力で取り組んでおられます。
  交通局は、神戸市新型インフルエンザ対策実施計画に基づき、予防・感染拡大防止のため、ポスター掲示や車内・駅構内での放送による啓発などに取り組まれましたが、それも初期に感染が確認された5月中のみで、その後は実施されていません。
 しかしながら、8月21日に厚生労働省は新型インフルエンザが全国的に流行期に入ったと発表し、神戸市など行政には新たな対策が求められていると考えます。横浜市では地下鉄車内のLED表示を使って「うがい、手洗いの励行」の呼びかけなどを実施していると聞いています。
神戸市バス・地下鉄を運行する交通局として、新型インフルエンザの予防・感染拡大の防止にどう取り組んでいかれるのか、お伺いいたします。
  また、市バス・地下鉄を運行する職員が感染した場合に、市民生活に影響を及ぼさないよう円滑に運行できる事業運営の体制は整えておられるのか、併せてお伺いいたします。


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都心回遊切符について
 地下鉄海岸線の乗客増対策の新しい施策として、地下鉄海岸線三宮・花時計前駅からハーバーランド駅までをワンコイン切符と銘打って、片道100円で乗車できる「都心回遊切符」が4月25日から8月31日まで発売されました。しかしながら、発売実績は1日あたり約150セット(300枚)であったとのことで、海岸線の乗客増に寄与したとは言い難いのではないかと考えています。 これは、事前の広報が十分にされていなかったこと、観光客への周知がうまくいかなかったこと、駅に行って始めて都心回遊切符が発売されていることを知る人が多かったこと、ワンコインと言いながら往復でしか利用できないこと等々、様々な要因が考えられます。私自身も利用したいと思って駅まで行って、片道では使えないことがわかり、がっかりしました。 また、こうべ都市(まち)めぐり2dayパスについても、同様に低調です。 今回はいずれも試験的な発売ということですが、何が原因で売上が伸び悩んだのかをきちんと検証し、海岸線の乗客増やまちの活性化につなげていくためにも、様々なイベントや沿線施設・店舗等と連携して魅力を高めた上で、継続発売していくべきであると考えますが、いかがでしょうか。ご見解をお伺いいたします。
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シティーループについて
   私はボランティア通訳として外国人の観光案内をしたり、神戸以外から遊びに来た友人と神戸のまちを散策するときに、シティーループを使います。一回の乗車は250円ですが、一日乗り放題で650円という料金設定は大変お得ですし、「走る異人館」というニックネームどおり、おしゃれなデザインが好評です。最初は乗務員の方は切符を売っているだけでしたが、最近では簡単な観光案内がされるようになり、とても快適で手軽な観光バスだと喜んで利用しています。 観光客だけではなく、市民も大いに利用することができると思います。

1)現在、シティーループは9時台から18時台の運行となっていますが、毎年開催されるみなとこうべ花火大会や、今年8月3日から23日までハーバーランドモザイク周辺で実施され246100人もの来場があったKOBE SWING OF LIGHTSなど、夜がメインになるイベント時には、イベント実施主体と連携し、イベント実施時間帯に合わせて運行するなど柔軟に対応すべきであると考えますが、いかがでしょうか。

2)シティーループの乗降客の傾向調査によると、三宮から北野方面の利用客は大変多く、モザイク方面の利用客は少ないとのことです。2007年には神戸市EST推進協議会が「KOBEST2007」の社会実験を実施しました。トアロード、鯉川筋などの地元の方々も将来の公共交通機関の整備に向けた社会実験と大変な期待をし、協力をされたと聞いています。このときのルートは神戸の課題である南北ルートの確保や旧居留地地域回遊ルートも含まれていました。社会実験結果も踏まえ、シティーループも南北ルートの確保を含めたルート変更あるいは拡充を考える時期に来ているのではないかと考えます。交通局のお考えをお伺いいたします。

3)先日、国土交通省運輸管理部主催による「みなと神戸訪日外客者数アッププロジェクト」で、同志社大学の学生たちが3グループにわかれてさまざまな提言をしました。私の所属するボランティア通訳グループも神戸を訪れる外国人観光客の案内をすることがありますので、インタビューを受けました。その後どんな提言がまとまるのかとても楽しみに待っていたのですが、先日報告をいただきました。そのうちの1グループは「観光交通の活性化と国際交流都市の復活へ!」という提言をまとめています。
  その中でシティーループにも着目し「魅力的で快適な交通手段」と捉えています。ただ、停留所の名前については、観光客や地元以外の市民には周辺施設との位置関係が分かりにくいものがある、との指摘をしています。たとえば「栄町1丁目」は「南京町南門」とすれば南京町に近いということが停留所の名前だけでわかり、宣伝効果も大きいのではないでしょうか。
  現に、京福電鉄は、四条→祇園四条、丸太町→神宮丸太町、五条→清水五条と名前を変更したことで乗降客が10%以上も増えたという結果がでているそうです。 
 シティーループの停留所の名前も、近くにある観光施設などとの関連がわかりやすいよう、工夫するべきであると考えますが、いかがでしょうか。

(再質問)
  ディスプレイ表示とガイド案内について シティーループに乗りますと、新型車両には車内ディスプレイがあり、行き先表示、料金、次の停留所が表示されています。また観光案内として、沿線施設案内や神戸の観光名所案内を写真と紹介文で表示しています。しかし、現在運行している場所とガイドの生の案内放送は合っていますが、ディスプレイに表示されている映像は全く違っており、利用客は今どこを運行しているのか、目的地に下りるにはどこの停留所を使ったらいいのか、混乱している様子が見られました。
 沿線施設案内を流すなら最寄の停留所の番号を合わせて表示するとか、今運行している近くの沿線施設案内を流すように構成を変更するとか、利用客が混乱しないように、工夫するべきではないでしょうか。
また、中突堤で時間調整のため停車しているときなどは、映像だけではなく、音声放送も同時に流せば、さらに観光案内としての魅力が増すと思いますが、いかがでしょうか。
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神戸交通振興バス ポーアイキャンパス線とポートライナーについて
    ポートライナーは、神戸空港・中央市民病院の利用者や、医療産業都市構想等による企業誘致に伴う就業者の通勤需要の増、平成19年度に開学した3大学の通学需要の増などにより、朝夕のラッシュ時は2分から3分間隔で運行しているにも関わらず、常に満杯状態です。夕方にポートアイランドから三宮に向かおうとすると、住民で高齢者の方はポートライナーに乗り込みそこねそうになり、危なく感じられるとお伺いしています。しかし、これ以上便数を増やすことは現実的に大変難しい上、ホームの長さの問題もあり、車両を一両増やすこともできないとうかがっています。
  一方、神戸交通振興(株)が運行するポーアイキャンパス線は、朝は三宮から大学のあるポーアイキャンパス方面に、夕方はポーアイキャンパスから三宮方面に運行していますが、1便あたり約10人程度の乗車です。
  そこで、ポートライナーの通学定期購入者とポーアイキャンパス線の通学定期購入者は相互にそれぞれの交通機関が利用できるようにすることで、ポートライナーの混雑解消、ポーアイキャンパス線の利用者増・収入増につなげていくべきではないかと考えますが、神戸交通振興(株)を所管する交通局の見解をお伺いいたします。
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KOBE PiTaPa カードについて
阪急電鉄阪神電鉄などの大手私鉄は、関西の私鉄が加盟するスルッとKANSAI協議会が運営するICカード、PiTaPaカードを発行しています。
神戸地区ではカード発行元となりうる大手鉄道会社が存在しないことから、神戸市交通局、企画調整局、神戸新交通、神戸高速鉄道、北神急行、山陽電鉄神戸電鉄がKOBEカード協議会を立ち上げ、KOBE PiTaPa  カードを発行しています。
しかしながら、KOBE PiTaPa  カードが利用者にとってどのようなメリットがあるのか、よくわからないため、市民の利用が増えていないのが現状だと思います。KOBE PiTaPa  カードを利用するメリットは何か、他のカードでポイントを貯めたりする以上のメリットがあるのか、そのメリットをどのように広報して利用者を増やそうとしているのか、交通局としての取り組みをお伺いいたします。

(再質問)クレジット決済の導入について
 定期券の購入時に多額の現金を用意しなくて済むように、KOBE PiTaPa  カードに限定して、クレジット決済を導入しようとしているとのことですが、現在、KOBE PiTaPa  カードを持っていない利用者は新たにKOBE PiTaPa  カードを持たなければならないことになります。利用者は百貨店や量販店を含め既に多くのクレジットカードを持っていることから、KOBE PiTaPa  カードに限らず、すべてのクレジットカードでクレジット決済ができるようにすべきだと考えますが、いかがでしょうか。
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新長田鉄人プロジェクトにおける交通局の取り組みについて
 新長田の鉄人28号のモニュメントの完成を前に、交通局は、地下鉄海岸線駅改札構内での壁面ラッピングや企画列車の運行など、積極的にこのプロジェクトを盛り上げようと随分ご努力されています。  
  先日、三宮から海岸線に乗りましたが、幼稚園くらいの孫の男の子がどうしても企画列車に乗りたいというので、20分以上も駅で待っているというおばあちゃんに会いました。ホームに到着した列車と一緒に写真を撮ったり、とても楽しそうにしている2人を見て嬉しくなりました。現在は1編成しかないとのことですが、何時の列車がその編成なのか、時刻表に表示するとか、ポスター掲示するなどの工夫があれば、宣伝効果もあり、お客様サービスの向上にもつながると思いますので、是非工夫をしていただきたいと思います。  
  また、先月、東京お台場のフジテレビ本社の近くにある潮風公園で公開されたガンダム立像は、1日の来場者数が16万5000人に上る日もあり、各イベント会場を結ぶ「ゆりかもめ」は、昨年比で1日1万人の増でゆりかもめは乗車制限があったという報道もありました。
  新長田の鉄人28号モニュメントは、恒久的なもので、JR、地下鉄新長田駅にも近く、待ち合わせ場所としても最適な場所にあると思います。
  多くの中高年の世代にも親しまれたキャラクターの登場が、神戸観光にも寄与し、神戸の西の副都心として賑わいの復活にも大いに寄与してもらえるものと期待していますが、交通局としても更なる乗客増対策としての取り組みも必要ではないでしょうか。  
  JRの海浜公園駅では、「かもめの水兵さん」の音楽を電車の到着時に流し、多くの利用客に好評であると聞きます。たとえば、地下鉄海岸線でアニメ「鉄人28号」の音楽を流したり、横山氏の作品の映像をビジョンで流したりすることはできないでしょうか?交通局としての取り組みについて、お伺いいたします。
  (要望) いろいろと前向きなご答弁をいただき、ありがとうございました。 質問の中で、お台場のガンダムを取り上げましたが、集客のためにはメディアを巻き込んだ戦略が大変効果的で、神戸市交通局としても参考にすべきではないかと考えます。交通事業者としての限界もあると思いますが、地元TV・ラジオなどメディアも巻き込むなどして、積極的な取り組みを展開し、安全運行を確保しながら、さらなる乗客増に努めていただきたいと思います。
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