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発言記録

首都圏に比べると「関西・神戸は元気がない」と言われますが、神戸には人々が集まりたいと思う魅力や、今後も発展し続ける基礎的条件はそろっていると思います。神戸を元気にするためには、私たちがその基礎的条件をいかに活用できるかにかかっていると思いますし、その中心として産業振興局が果たすべき役割は大きいと思います。 将来の神戸のために、人も物も技術も企業も、「神戸に呼び込む」施策を今打ち出さなければならないという観点から、6点質問をさせていただきます。
上海・長江交易促進プロジェクトについて

 上海・長江交易プロジェクトについては、震災後、国の復興特定事業としてスタートし、今年度は第12回日中代表者会議が中国で開催されたと聞いています。中国経済の目覚ましい発展を含めて世界情勢は10年前と大きく変化してきている中で、これまでの10年間の成果は何か、また今後将来を見据えてこのプロジェクトをどのように進めていこうとしているのか、見解をお伺いいたします。

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教育旅行の誘致について

 次世代スパコン「京」の整備が進められていますが、そのほかにも「人と防災未来センター」など、国内外含めて修学旅行・教育旅行のコースに組み込んでいける魅力ある施設が市内に数多くあります。アジアからの教育旅行誘致について、現在、山口や広島、九州で積極的なPRが行われていると聞いていますが、神戸市も教育委員会と連携し、より教育旅行の誘致を積極的に進めていくべきであると考えますが、いかがでしょうか。

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「光の都」こうべについて

 わが会派では「光の都」こうべ実現に向けて、本会議、委員会でも継続して提案してきました。今年の春、香港の夜景を見に行きましたが、市街地から視点場までのアクセスが非常に充実していて、短時間で夜景スポットに行くことができ、視点場周辺にはレストランや商店があってにぎやかでとても魅力的でした。長崎や函館も視点場までのアクセスが良く、またケーブルカー乗車人数も多いことから、団体客にも対応できているところなど見習うべき点が多々あると考えています。神戸は、せっかく1000万ドルの夜景をもちながら、視点場までのアクセスの悪さと、視点場の魅力の乏しさで、せっかくの観光資源を十分に観光客に堪能してもらっていないのではないでしょうか。
 まやビューラインは、夜景の素晴らしい視点場である摩耶山への大切な公共アクセス手段です。思い切った「行こう!まやキャンペーン」を実施してはいかがでしょうか。乗り場までの三宮からの直通バスの運行、メディアと連携した徹底的なキャンペーン、山上でのカフェやイベントブースの設置などを行い、乗客にはモニターとしてアンケートに協力いただき、その意見を集約するというような思い切ったキャンペーンを実施するのです。モニターの評価が高い、利用者が多い、となれば広く市場に対して価値を上げることになり、摩耶山の価値が高まり、民間経営者も興味を持ってくれるかもしれません。神戸の財産として市場に売り出す覚悟を決めて、神戸市一丸となって取り組むことを提案したいと思いますが、いかがでしょうか?局長のお考えをお聞かせ願います。
 また、神戸ルミナリエは、神戸だからこそできる「光」のメモリアルイベントであり、神戸観光集客のドル箱でありながら、神戸市内では地元の商店街の方々のクリスマス商戦への影響があまりに大きいために年を重ねるごとに開催に否定的な意見が増えてきてしまい、企業も献金を出し渋るようになってきています。今年で15回目を迎え、運営方法や開催時期など検討するべき課題があります。例えば、阪神・淡路大震災の犠牲者への鎮魂の意を込めた原点に戻る意味でも1月に開催してはどうでしょうか。ルミナリエの毎年のテーマや光のアートを取り入れ統一感を出したサテライト会場を作り、会場や人の流れを分散させることで、メイン会場のルミナリエも自由回廊型にシフトしてはいかがでしょうか。クリスマス商戦の時期には、光のイベントをあちらこちらに設け、神戸全体を「光の都」として観光客を呼び込むなどの工夫ができないか、見解をお伺いいたします。

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コンベンション誘致の推進について

神戸は1981年に全国に先駆けてコンベンションセンターを作り、コンベンション都市の先がけとして重要な役割を果たしてきました。世界各国ではコンベンションが産業の振興を通じた都市の活性化を図る上で最良の方策と考えられるようになり、コンベンションを核とした都市経営に大きく軸足を置いていると言ってよいと思います。コンベンション誘致は、ただ会議や展示会を神戸で開催してもらう、ということだけではなく、直接経費の消費のみならず波及的経済効果も大きく、大変裾野の広い産業です。
昨年3月に財団法人都市問題研究所のまとめた調査によると、2007年度神戸市内で開催された会議、展示会への参加は797団体120万人で、会場関係費と飲食・宿泊費を合わせた直接支出額が920億円、神戸市産業連関表による生産誘発額は1447億円となり、その額は観光産業全体の30%に当たると推計されています。波及的効果としては、商談行為、技術交流とその成果、論文発表、製品発表など大変広範囲な効果が挙げられます。医療産業都市構想で多くの医療関連企業が集積しつつある今、コンベンションを産業ととらえて誘致にしっかり取り組んでいくことは神戸の未来にとって欠かせない施策です。
私は日本政府観光局に登録しているボランティア通訳です。ボランティア通訳は全国で55000人の登録があり、各地域で84団体が活動をしています。私の所属するボランティア通訳の会で、国際会議や展示会の現場で通訳として受付や会場案内などをさせていただくことがあります。国際会議場で大きな会議があると1階のメインホールと3階から5階の会議室の間を行き来する必要があったりするのですが、同じ建物の中なのにエレベーターで直接移動ができないので道順も分かりにくく、多くの方が不便に思われる場面に遭遇します。建設して30年が経過した現在の施設を限られた予算の中で、IT環境の整備をしたり、今回の繰越予算にもあるように同時通訳設備の更新を順に図ったりと努力を重ねてきていますが、どうしても改修では限界があります。今回ようやく更新する同時通訳設備は、30年前私が企業で同時通訳をした頃使われていた機種です。
国内開催のコンベンションの4割程度は東京での開催で、これは各会社の本社機能が東京に集中していることから仕方がありませんが、横浜など多くの都市がコンベンションの重要性を見抜いて充実した施設を準備してきているため、神戸は6位に甘んじています。
神戸の強みは、ハード的には近接している空港をはじめ会場のアクセスのよさ、会議場、展示場、ホテルが一体となったコンベンションセンター機能がコンパクトにまとまっていること、美しい自然をもつ洗練された都市イメージをもっていることがあげられます。そしてソフト面では、しっかりしたコンベンション運営能力を持っていること、ボランティアをはじめ、民間の方々と行政・国際観光コンベンション協会が互いに連携して、おもてなしの精神で会議を支えていることが強みであると思っています。お手伝いしてきた多くの会議主催者から、私たちボランティア通訳に対しても、神戸のコンベンション受入体制は素晴らしいと評価いただいています。神戸のソフト面での強さは他に誇れるものです。
しかしながら、激化する都市間競争に勝ち抜くためには、今あるコンベンション施設の魅力向上が必要だと思います。神戸と並んで医学系学会の開催に強い京都では、国立施設の拡張計画が進んでおり、大阪では中之島、北ヤード周辺の開発が進んでいます。神戸にも10年後を見据えた新たな施策が求められています。
 神戸のソフト面での強みを最大限に活かし、都市間競争に勝ち抜き「コンベンション都市こうべ」として発展を目指すためにも、ハード面から早期に今ある施設の総合的見直しを行い、会議主催者の多様なニーズに対応していける新しいコンベンションホールの建設を進める必要があると思いますが、ご見解をお伺いします。

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観光コンベンションビューローの役割について

観光振興、コンベンション誘致を一層推進していくため、観光監を廃し、今年度「観光コンベンションビューロー」が設置されました。全庁横断的な施策をより迅速に実現させるために、観光コンベンションビューローが大きな役割を果たしていくことを期待しています。例えば、このたび「神戸マラソン」の開催が決定しましたが、このイベントはマラソン競技大会という枠にとどまるものではありません。スポーツツーリズムの推進については、観光庁でもスポーツツーリズム推進連絡会議を開いて検討を進めているところですが、地方自治体や競技団体が連携して開催する国際競技大会の開催はMICEの典型です。
神戸のシティーセールスのかけがえのない機会としてとらえ、市民ボランティアや参加者の募集、広報活動や当日のテレビ放映のプログラム内容などにもしっかりと観光コンベンションビューローが関わり、神戸を全国、全世界に売り込む最大のチャンスとして活かしてもらいたいと考えますが、ご見解をお伺いいたします。
「デザイン都市・神戸」にふさわしいデザインの案内表示を統一や、現在環境局が取り組んでいる「KOBEまち・ちゃりシャトル」モデル事業など、これらの事業は担当部局に任せきりにするのではなく、観光コンベンションビューローが中心となって全庁の連携を図り、観光振興、コンベンション誘致を推進していくべきであると思いますが、局長の見解をお伺いいたします。

 

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クルーズ客船着岸時のおもてなしについて

ポートターミナルでは、クルーズ船が着岸した時に、3階デッキで消防音楽隊の歓迎演奏などがされることがありますが、もっと乗船客をワクワクさせるような仕掛けを設け、外国客船の入港の際には日本文化の紹介ができるようなスペースを準備したりしてはいかがでしょうか。和室のように畳を置いて茶道、華道のデモンストレーションを行ったり、板張りスペースを作って柔道、剣道の体験ができるようにするのはいかがでしょうか。瀬戸内などの国内クルーズ船の入港の際には、神戸らしい演出を工夫して歓迎したいものです。また、市内での消費を促すため、クルーズ船が着岸したときに、各地の商店街とポートターミナルを結ぶ買い物バスを出すといった工夫など、観光コンベンションビューローが中心となってもっと積極的に取り組んでいくべきだと考えますが、いかがでしょうか。

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