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発言記録

小学校英語活動の導入については賛否様々な意見が戦わされてきましたが、新学習指導要領の本格実施により、この4月から小学校英語活動は小学校5年生、6年生で年35時間が必修となります。必修となった上は、神戸市としてもしっかり体制を整えておく必要があると考えます。私は今から15年前の小学校英語活動導入初期の頃から、地域のボランティアとして、小学校の先生方と一緒に試行錯誤しながらカリキュラム編成に取り組みました。小学校英語指導者認定を受けている者として質問をさせていただきます。
小学校英語活動について
  1. 小学校英語活動は、大きく分けると、まず学級担任とアシスタントラングイッジティーチャー(ALT)、次に学級担任とイングリッシュサポーター(ES)、もうひとつは学級担任単独という3パターンでの授業になると思います。神戸市では JETプログラムでの来日人材を含め、ALT採用の充実を図ってきたことは評価いたしますが、ALTを各小学校に通年配置できるほどではありません。学級担任だけで英語活動をすることは難しく、またALTを増やせばいいというものでもありません。現場での授業を効果的に行うには、学級担任とESがどううまく協力できるかが重要です。私が現場で一緒に授業をした先生方は「英語が嫌い」「英語が苦手」という方ばかりでしたが、サポーターとして関わる人材との信頼関係が構築されてくると、安心して楽しい授業が展開できるようになりました。学級担任が英語は嫌い、と思いながら授業したのでは、児童達が楽しいと思えるわけはありません。4月の必修化を控えて研修などを受けても不安が払拭されておらず、5,6年生の学級担任はいやだと表明される方もいると伺っています。学級担任とESのティームティーチング(TT)中心で進めるのであれば、教育委員会としてどのような体制で必修化に対応しようとしているのか、お伺いいたします。
  2. ESが地域人材であるかぎり、確保できない学校があったらどうするかという問題もあります。ES配置のできる学校とできない学校の格差が生じないようにしなければなりません。そのためには、教育・地域連携センターの役割が大いに期待されるところですが、英語活動を担当する指導課と人材を確保する教育・地域連携センターとの連携はどのように行われるのでしょうか、お伺いいたします。
  3. またESは人数が確保できればいいというものではありません。英語力や指導レベル、サポート意識などの個人的資質の違いがあり、英会話ができるからといって小学校英語を教えられるわけではありません。人材登録する際のレベルチェックや登録後の研修や授業参観、資格試験など、今後整えなければならないことがあると思います。ESの質の確保、資質向上をどのように行っていくのでしょうか、お伺いいたします。
  4. 必修化になった英語活動支援のために総合教育センターにある「授業づくり支援室」の果たす役割は大きいと思います。学級担任が授業内容を考える際に使える教材やアドバイスできる人材を神戸市の中心としてセンターに確保し、英語活動のサポート体制を整えることが大切だと思います。そのためには小学校英語活動専門のアドバイザーを配置することが必要だと考えます。そのアドバイザーが教材の収集管理から、それを分析してひな型となる教材をつくり、1年分のカリキュラムを作成し、さらには学級担任へのアドバイスをするなど一貫したサポートをすることで、学級担任の負担感を少なくし、英語活動にも前向きに取り組む意欲が持てるようになると考えます。
    教材に関して言えば、副教材として先行導入されていた「英語ノート」  が事業仕分けされてしまったということがありますが、神戸市がこれまでに蓄積してきたノウハウを整理し神戸市独自の教材として作成することで、十分に代替教材を提供できるようになると思います。
    このように人材と教材をそろえてこそ、「授業づくり支援室」がうまく機能すると思いますが、いかがでしょうか。
  5. 現在KIIFに掲載されている授業づくり支援室の教材一覧では指導案は見ることができるのですが、教材の中身が今一つ分からないうえに、総合教育センターまで足を運ばなければ実物を見られないという不便さがあります。遠くの学校現場の担任も便利に使えるような情報提供が工夫できないでしょうか。
要望)
  1. 中学校、高校の英語の免許を持っている人が小学校英語が教えられるかというと、全く違うと思います。現在は英語は兵庫型教科担任制に組み込まれていないようですが、ESという地域人材に頼るということだけではなく、将来的には教科担任制あるいは専科教員の配置を視野に入れて、小学校英語活動にはしっかり人材を投入していく必要があると思います。
  2. ESに支払われる謝礼は現在一日3000円、半日1500円です。近隣の都市では、優秀な人材を月に20万円程度で雇い入れるところもあります。神戸市に協力してくれている意欲もあり能力も高いES達が他都市に引き抜かれないかと心配です。財政の厳しい折であることは重々承知しておりますが、何といっても「人材」が宝です。価値ある人材にこれからも神戸市の英語活動に協力いただけるよう教育委員会としてできる限りのサポート体制を整えていただきますよう要望いたします。
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帰国・外国人児童生徒の受け入れについて
神戸市に住む外国人の数は年々増加し、公立小中学校に通学する児童生徒の数が増え、日本語指導が必要な海外からの帰国あるいは外国人児童生徒数も増える傾向にあるのが現状です。そのような家庭では児童生徒が学校生活になじめず不登校になったり、卒業しても就職・進学がままならないケースが多くあります。また児童生徒だけでなく、その親も日本での生活に苦慮しています。またそうした児童生徒の家庭への対策として、学校だけではなく、神戸で共に生活していく住民として受け入れる、地域を巻き込んだ支援が必要だと考えます。私たち家族のアメリカ駐在時代、子ども達が義務教育年齢に達すると「住民としての外国人」として多くのサポートを受けました。アメリカは移民を多く受け入れている国ですから日本とは事情が違うかもしれませんが、母国語が日本語でない児童生徒に対する授業支援が多く用意されていました。外国人保護者連絡会も各学校にあり、それを統括する全市的な連絡会もありました。住民として外国人を受け入れる体制を整えてあったので、多くの人と教育施策に助けてもらい、しっかりと地に足をつけて生活し教育を受けることができました。
 増えていく傾向にある帰国・外国人児童生徒やその家庭を神戸市として、どのようなサポートをしているのか、また今後どのような方向で進めていくのか、お伺いいたします。
再)市民ボランティアなどとのネットワークと経費負担
学校現場で児童生徒や保護者とコミュニケーションが取りたいのに言葉の壁があって取れないという場合には、民間のNPOや市民ボランティア通訳グループや、外国人コミュニティーの力を借りることも考えてはいかがでしょうか。
教育委員会が協力者をリストアップし、窓口となって地域と学校をつなぐことが現場の大いなる手助けになると思います。プロの通訳は費用が高いですが、市民の力を借りることで経費を抑え、必要な経費は教育委員会で支援できるような体制作りを含め準備しておいてはいかがでしょうか。
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学校図書室への司書の配置について
 残念ながら、神戸市の学校園では学校図書室に司書は配置されていません。どの学校も司書教諭を中心に各学校で工夫をされているのが現状です。我が家の子ども達は小学生時代、夏休み期間だけ決まった曜日、時間に図書室が開いていて「先生がいるからいてくれるんだ」と喜んで通っていました。司書教諭がその時だけ司書として学校図書室にいてくれたのです。
 学校図書室に専門の司書が配置されると子ども達が変わるばかりでなく、学級担任が図書室を上手に活用できるようになることで授業も充実するという成果が報告されています。相乗効果で蔵書も充実し、さらに地域のボランティアの人数も増え、図書室が活気にあふれてくると聞いています。近くの豊中市では、全小学校に学校図書室司書を配置し、素晴らしい成果をあげています。教育現場の質の向上のために、学校図書室専任の司書を配置できないものでしょうか。あるいは、専任の司書を、たとえば巡回制にして中学校区内の小中学校を回るとか、そういうモデル地区を指定して試験的に行うなどということから始められないでしょうか。教育長の考えをお伺いいたします。
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薬物乱用防止の取り組みについて
神戸市内あるいは近隣の中学校でも大麻所持をはじめとする薬物乱用が見つかる事件があり、近年薬物乱用が低年齢化する傾向にあります。近隣都市では学習塾の前で「元気になる」と誘って薬物を無料配布したようなことも聞いています。 そうした薬物乱用を防止するためには、学校での授業や生徒指導だけでなく、学校と家庭、地域、関係機関との連携を緊密にして強化していくことが有効であると考えます。学校によって警察、薬剤師、ボランティア団体などの協力を得ている学校もありますが、そのような協力者を見つけられない場合もあるようです。児童生徒の薬物乱用防止教育を早期に進めるため、小学校、中学校においてそれぞれの年齢に合わせたきめ細やかな授業や指導を、地域の力を借りながら、教育委員会主導で行うべきであると考えますがいかがでしょうか。
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就学関連システムについて
新規に計上されている就学関連システムの開発関連事業について伺います。
近年の厳しい経済状況の悪化を反映して、市内の小中学校で就学援助を受給する児童生徒の数が増える中で、申請するための必要書類を整えるために保護者が時間をとられたり、個人情報保護の観点からも申請書類を学校へ届けるのにも周囲に気を使うという話をよく耳にします。また受け取る側の教職員の事務負担も増えているのではないかと考えます。現場の教員はできる限り児童生徒に向き合う時間を確保してほしいと思うのは私だけではないと思います。
この新しいシステムを導入することが、保護者・教職員双方の負担軽減にしっかりつなげていけるのか、お伺いいたします。
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神戸マラソンについて
2月27日(日)に開催された東京マラソンには約36000人の参加者があり、参加者だけでなく、東京全体が東京マラソンを楽しんでいる様子が伺える報道がされていました。神戸マラソンもとても楽しみです。
  1. 我が会派ではかねてから神戸マラソンを観光振興、誘客の面からもっと活用すべきと主張していますが、まだまだPRも不足しているように感じます。選手だけでなく応援する方、ボランティアの参加も含め、神戸に多くの方が来てもらうための働きかけがみられません。そのための体制作りや、具体的な観光振興・誘客対策をどのように行なっているのか、お伺いいたします。
  2. 私の友人の市民ランナーは、走っている時の沿道の声援が心強いと教えてくれました。本会議でもご提案した地域性を活かした沿道の声援はもちろんのこと、沿道の観客がランナーの名前を呼んで声援するということも考えられます。そのような沿道での応援対策をどのように行うのか、中心的役割を果たす教育委員会で検討されている内容をお伺いします。
  3. テレビ放映ではマラソンだけではなく、沿道の街や名所の紹介や解説をしたり、さらに震災時の映像や画像などのコンテンツをうまく利用・編集して、「感謝」の意を演出するなどの工夫を凝らせないものでしょうか。
  4. 神戸マラソンの検討段階で市民意見(パブリックコメント)を募集していましたが、参加を希望する全国のランナーや神戸マラソンに関心のある方の意見を広く聞く機会を設けることができないものでしょうか。マラソンは今年だけでなく毎年継続開催する一大イベントだととらえ、そういった方々の意見を取り入れることにより、神戸マラソンをブラッシュアップし、市民参加型であり全国的に見て特色のある神戸らしいイベントにしていけると考えますが、いかがでしょうか。
  5. また、そうした意見をいただいた方や、あるいはマラソンに応募して残念ながら抽選で外れた方にボランティアとして参加していただくなどして神戸マラソンに継続的に興味を持ってもらう方策を考えられないでしょうか。参加申し込みの際に、あらかじめ「抽選ではずれたらボランティアとして協力してくれるか」聞いておくのも一つだと思います。ボランティア募集の方法についてどのように計画されているのかお伺いします。
再)話題づくりのための招待選手をどのように集めるでしょうか。この時期は来年のオリンピック選考会と重なっていて出場しにくい時期だと伺っています。話題性のある高橋尚子さんは200万円、有森裕子さんは90万円という高価なギャラが必要ですし、スケジュールも過密だと聞いています。トップアスリートを集めることは話題づくりに欠かせない課題であると思いますが、どのように進められているのか、お伺いします。
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