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発言記録

三宮駅周辺の再整備
 本会議の代表質疑において、「JR、阪急の三宮駅改造計画は、三宮駅周辺の再整備のグランドデザインを作り「神戸の顔」を再生するまたとないチャンスであり、市として明確なビジョンを持って積極的に関与していくべきである」と質疑をさせていただきました。
これに対して、「神戸の玄関口としてふさわしい都市空間を作るために魅力ある、風格ある、まちづくりをしていく必要がある。」との心強い市長の答弁がありました。
また具体的に「乗り換えが不便で分かりにくい」、「バリアフリー化ができていない」等の現在の三宮駅周辺における課題もあげられていました。
答弁の中で「駅はポンプ機能をもつべき」という言葉がありましたが、私はそれに加えて、駅周辺は市民・観光客などの来街者にとっての滞留空間としての整備も必要だと考えています。東日本大震災の際には、新宿駅周辺にいた人達を新宿駅南口広場にいったん避難させた実例もあります。
都市空間整備をけん引する都市計画総局として、現状、どのような課題を認識し、「神戸の顔」としての魅力アップのため、どのような視点で三宮周辺の再整備を検討し、まちづくりを進めていこうとしているのか、お伺いいたします。
(再質問)
①トータルコーディネートについて
各種の課題があり、それぞれに所管局があるかと思います。しかし、個々で取り組む局において、全体を見渡したグランドデザインを描くことは難しいのではないでしょうか。神戸市が一体となってグランドデザインを描き、JRや阪急といった民間事業者に向かい合っていかないといけません。市としてその意識を持って取り組むべきであると思いますが、そのグランドデザインを描くことができるのは都市計画総局です。都市計画総局がプロジェクトの中心となって、取り組む覚悟があるのか、改めて確認をさせていただきます。
②さんプラザ・センタープラザの建替えについて
「神戸の顔」としての三宮駅周辺の魅力アップにおいて、さんプラザ、センタープラザの再整備も今後避けて通れない課題だと考えており、代表質疑でも取り上げさせていただきました。
かつては、色々なお店が集まり、魅力的な空間でしたが、建後35年から45年が経過し、老朽化が進んでいます。「レトロな魅力」という様相を呈しています。毎年、修繕やリニューアルに工夫を重ねているということを外郭団体に関する特別委員会でも伺っておりますが、大規模な修繕やリニューアルはもちろんですが、本格的な建替えを視野にいれて検討しない限り、躯体の更新は行われず、20年後くらいには、有無を言わさず建替えの問題は生じてきます。
さんプラザ・センタープラザ等も拡大された都市再生緊急整備地域にも含まれており、三宮駅周辺の再整備が今後具体化していく中で、神戸の顔としての再整備を考えていかないといけないエリアです。
さんプラザ・センタープラザの建替えを検討する場合には、どのような課題があって、その課題解決に向けて、どのように取り組みを進めていこうとしているのか、お伺いします。また併せて、神戸市の大規模な当時の先進的市街地改造事業として建設された「さんプラザ・センタープラザ」を建替える場合に、どのような手法が考えられるのか、お伺いいたします。
③三宮の景観まちづくり
三宮駅前再整備によりハード面で魅力的な空間づくりが進んだとしても、その場所を利用する人々を含めてまちの品格が伴わないと、誰もが気持ちよく利用する、真の意味での魅力ある空間とはいえないと思います。
三宮駅前においては、神戸の玄関口にふさわしい良好なまちなみを誘導し、質の高い景観形成を図るため、三宮駅周辺のまちづくり団体が参画し、地域主体の運用組織として「三宮駅前景観形成連絡協議会」を設立し、「三宮駅前屋外広告物ガイドライン」の運用を平成24年度から開始しています。
地元の方々が中心になって積極的に活動をしてこられていますが、その取り組みの結果については、あまり知られていないのではないでしょうか。協力いただいた事業者の紹介をしたり、協議会の頑張っている姿を積極的に広報することで、品格ある三宮づくりが地域主体で進んでいる姿を伝えていくべきだと考えますが、いかがでしょうか。
※本会議でも取り上げたサンキタのガールズバーなどの呼び込みの一掃についても、地域の方々の協力体制もとりながら少しでも早く解決していただきたいと要望しておきます。
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防災マンション
 東日本大震災を契機に、地域とマンション住民の連携の大切さが改めて注目され、行政による「防災マンションの認定」が広がりつつあると新聞報道されていました。
仙台市の例では、耐震性能や備蓄倉庫設置などの「建物性能」と、防災マニュアルの作成や防災訓練の実施などの「防災活動」のそれぞれについて基準が満たされていれば、防災マンションとして認定されるようです。
また、大阪府の例は防災マンションに認定されると、住宅ローン等の金利優遇等を受けられる場合があるとのことで、住民にとっても現実的なメリットがあるものとなっています。
専門家は「防災マンションの認定制度については、マンション開発業者にとって認定を広告宣伝に活用でき、販売促進につながるメリットがあり、ユーザーにとっては、安全・安心にお金をかけてよいかの信頼性の高い情報となり、自治体にとっては、住まいや地域の防災に関心の高い住民を誘導することができる。」といったメリットを、ニッセイ基礎研究所の論文で報告されています。
近い将来、起こるとされる東南海・南海地震に備えて、阪神・淡路大震災での教訓を得た神戸市だからこそ、地域のつながりを大切にしていかなければならないのは共通の認識だと思います。つながりが希薄になりがちなマンションを対象にした「防災活動」を認定する防災マンションの取り組みは神戸市にも参考になる取り組みだと思います。
建物自体の「耐震性能の認定」は、行政のお墨付きが広く広報され、耐震化に対する神戸市の姿勢が示せるという価値があるのではないでしょうか。
耐震化の促進を担う都市計画総局として、その促進のため、耐震性能の認定表示等を考えるべきであると思いますが、いかがでしょうか。ご見解をお伺いいたします。
(再質問)
神戸市では環境に優しい建築物を認定するCASBEE KOBEの制度があります。自分達が質の高い建物に住むということは安心・安全な生活を市民に提供することになりますが、環境的基準、耐震化基準も含めて認定を受けてもらえるよう推進していただきたいと思います。
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夜間景観まちづくり
 民主党神戸市会議員団では、これまで「光の都 神戸」を推進し、夜間景観形成の積極的な取り組みを求めてきました。
都市計画総局の決算を拝見すると、平成24年度はハーバーランドでの煉瓦倉庫のライトアップやドライミスト照明などの光の演出の実施や、「神戸市夜間景観形成実施計画」を着実に実行するために設置した「計画推進委員会」において、事業全体の調整を行うとともに、都心夜景10選について公募・選定を行ったとのことです。
今年の5月には、建設局がフラワーロードに「光のミュージアム」のライトアップを開始し、8月にはみなと総局が神戸大橋のライトアップ試験点灯を行いました。各局が積極的に夜間景観演出を進められていることは、大変喜ばしく、私達も評価させていただいているところです。
しかしながら、神戸らしい都市景観づくりの中心を担う都市計画総局は、市全体のトータルコーディネート役をどのように担っているのでしょうか。夜間景観演出のそれぞれの取り組みを統一感をもった魅力あるものとして推進するため、どのようにコーディネートが図られているのか、お伺いいたします。
(再質問)
 我が会派の提唱してきた「光の都 神戸」の中では、まちを全体でとらえて「メインストリートの色」を決めていくという広く大きな視点、人の顔色や花壇の花の色がきれいに見えるような「電球の色」を選ぶという個々の視点も提案させていただいています。各局が進めていただいているライトアップについては、光の演出の方法や電球の選び方などについても、専門家のアドバイスも得ながら全体で調整がされているのかどうか、改めて伺います。
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ハーバーランドへのアクセスについて
 ハーバーランドは、まちびらき20年の間の紆余曲折を経て、今年度「umie」や「アンパンマンこどもミュージアム&モール」がオープンし、来街者が1000万人とも言われるほど新しい賑わいが創出され、マンションも相次いで建設される等、新たなまちへと変貌しつつあります。
しかし、現状はJR神戸駅を降りても、案内サインが分かりにくくハーバーランド中で目的の場所がどこにあるのかよく分かりません。私自身も初めてモザイクに行こうとした時に迷った経験があります。
外郭団体に関する特別委員会でも取り上げて質疑させていただきましたが、ハーバーランドへのアクセスについては、以前から分かりにくいとの指摘があり、地元の方とも今後の改善の方向性について継続的に意見交換をされていることは認識しています。
デュオこうべ浜の手のリニューアルを平成25年度から27年度に実施し、ハーバーランドまで、分かりやすく賑やかな導線づくりを検討していると伺いました。しかし神戸駅等公共交通機関のターミナルからの案内サインが分かりにくければ、有機的につながらず、アクセス性の改善は十分だと言えません。
特にJR神戸駅からハーバーランドへの人の流れの誘導について、今後、どのように取り組んでいこうとしているのか、お伺いいたします。
※まちなかの案内表示について
 大規模なイベントが開催されると、国内外から多くの人が神戸を訪れますが、初めて神戸のまちを訪れる人やひとりで行動する人にとっては、まちの案内板や乗換え案内の表示が頼りです。現在これらは多言語表記になるなど充実してきていますが、各施設でデザインが異なっていますし、わかりやすい案内ができているかというと疑問です。
例えば、ボストンには、「フリーダムトレイル」といった道路上の赤い矢印に沿って歩けば、有名史跡へ迷うことなく巡ることができるといったものがあります。
また、東京の地下鉄は、丸の内線であれば赤色、半蔵門線であれば紫色とそれぞれの路線で色を統一し、車体の帯の色、駅構内の案内表示など、その色を辿っていけば迷わないしくみになっています。
三宮駅改造工事に合わせて整備できるこの機会に「デザイン都市・神戸」にふさわしいデザインの案内表示を検討するべきであると思います。
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