豊かな社会を作るには、人が豊かな心を持っていなくてはなりません。そのためには、社会が次を担う子ども達に「生きる力」を教えることが重要であり、それを実現する基本となるのは家庭の教育力です。「生きる力」とは何でしょうか。解釈はいろいろあると思いますが、命を大切にする心、自分を信じる心、他人を認める心を持つことによって得られる「力」でしょうか。
「わかる授業」など、学校現場での教育の充実はもちろんですが、私は、家庭での信念をもった子育てが、教育の一番の基本であるべきだと信じています。また、その家庭を取り巻くコミュニティーの地域の力が、家庭の教育力を助け、社会をより豊かにしていく推進力となるに違いないと考えます。そんな力があれば、家族を愛する心、そして郷土を愛する心も自然と育ってくるに違いありません。
お年寄りから若者まで、男性も女性も一緒に、家庭、学校、地域で、子ども達を豊かに育てていきましょう。
平木ひろみ
生きる力を育てる教育